部署のご紹介このページを印刷する - 部署のご紹介

3階病棟

 小児科病棟は、急性期・慢性期疾患や検査目的の子どもたち、重症心身障がい児や不登校の中高学生が入院しています。医療的ケアを必要とする重症心身障がい児の在宅移行支援では、ご家族と共に安心して在宅で生活できるために他職種でのカンファレンスや地域医療連携を円滑に進め、技術の獲得・社会資源の調整等を行っています。退院後は、家族の負担軽減を目的としたレスパイト入院を行っています。
 睡眠障害や起立性調整障害などで不登校となった中高学生は、医療と教育の連携をはかり、心とからだのバランスを整えながら隣接する黒石原支援学校に通っています。共同生活の中で思春期の子ども達の思いを聞きながら、1人1人のペースに合わせて生活リズムを整え、子ども達の成長発達にあわせた療育や、誕生日のお祝い、クリスマスなど季節ごとのイベントも医師・看護師・保育士と共に企画しています。
 私たちは、子ども達とご家族がより良く生きることを支えながら、心温かいケアができるよう取り組んでいます。

4階病棟

 4階病棟は、地域包括ケア病棟であり、在宅・生活復帰を支援する病棟です。急性期病院・病棟での治療を終えた患者さんが、在宅等へ戻るために必要な医療やリハビリテーションを、チーム医療で提供しています。その際に、患者さんやご家族がどのようなことを望んでおられるのか、アドバンスドケアプランニング(ACP)の視点からお聞きし、患者さんやご家族の意思決定を支援するのも重要な役割となります。患者さんを支援するために院内外の多職種とも連携し、退院調整カンファレンスやチームカンファレンスを行い、患者さんやご家族の要望にそった医療・看護提供を目指しています。

5階病棟

 5階病棟は、外科、整形外科の混合病棟で急性期(周手術期)にある患者さんが入院されています。消化器外科ではへルニア根治術・胃切除術・胆のう摘出術・結腸切除術など、呼吸器外科では肺切除術・肺気胸に対する手術が行われています。また整形外科(人工関節センター)では外傷に伴う骨・関節に対する手術、大腿部頸部骨折、変形性膝関節症、膝・股関節・肩の人工関節置換術、下腿の骨切り術、関節鏡下肩腱板断裂修復術が年間約700件近く行われています。さらに内視鏡治療なども行われています。
 私たち看護師は、患者さんが安心して手術を受けることができ、手術後の機能回復に向けたリハビリテーションを行って一日でも早い社会復帰ができるよう、思いやりを持った看護を提供しています。地域連携室や多職種と協働し、患者さんの今後の生活を見据えて安心して自宅や地域へ帰れるよう退院調整を行っています。

6階病棟

 6階病棟では筋萎縮性側索硬化症(ALS)のほかパーキンソン病などの脳神経筋難病の患者さんを受け入れています。平成21年にはALSセンターが設置され、より高度で専門的な対応ができるような取り組みを行っています。神経筋難病病棟の特徴として、病状が徐々に進行していく中で、患者さんやご家族は胃瘻造設や人工呼吸器装着などの延命処置や、緩和ケアなど選択していかなければなりません。患者さんやご家族の気持ちを確認しながら意思決定支援ができるよう多職種と協力しています。また自宅での生活を希望される患者さんには自宅での介護における技術指導や退院カンファレンスを開催し地域との連携を図っています。また自宅での生活が長く行えるよう家族の介護疲れを軽減できるためのレスパイト入院を受け入れています。
 神経難病を患った患者さんは身体的精神的社会的にいろんな苦痛やストレスを感じながら生活をしています。新たな治療の開発や社会の状況が変わっていく中で、少しでも患者さんの思いに寄り添った看護ができるよう病棟スタッフ一同頑張っています。

7階病棟

 7階病棟(呼吸器センター)は、肺炎・喘息発作など急性期呼吸器疾患、肺気腫・慢性閉塞性疾患(COPD)などの慢性呼吸器疾患、肺がん等の腫瘍性疾患の患者さんが入院されています。肺がんに対する治療として、化学療法を実施していますが、抗がん剤は種類も多く、多くの知識・技術が必要となり、がん化学療法看護認定看護師の協力を得ながら看護実践しています。また、終末期ケアでは、医師・緩和ケア認定看護師・多職種により構成された緩和ケアチームとカンファレンスを行い、患者さんに応じた治療やケアを行えるよう取り組んでいます。診断が確定する早期から看取りまで、患者さん一人ひとりに合わせたケアを行い、患者さんが安心して治療や入院生活を送ることができるよう、スタッフみんなで力を合わせて頑張っています。

8階病棟

 8階病棟は循環器内科、代謝内科、脳神経内科等の急性期病棟で、主に虚血性心疾患、心不全、糖尿病、脳梗塞の患者さんが入院されています。特殊な検査・治療では心臓カテーテル検査やt-PA治療(脳梗塞急性治療)を行っています。また、糖尿病、高血圧などの慢性疾患の方の教育指導にも力を入れており、他職種と連携を図りながら行っています。
 看護体制は、チームナーシングを取り入れチームで話合いながら看護実践の提供を行っています。スタッフ間のチームワークも良く明るく笑顔の絶えない病棟です。入院時より在宅環境や社会資源のサービス内容の把握を行い、早期から患者さん・ご家族の意向に沿った退院支援を行うとともに、退院後の生活まで安心・安全に生活を送ってもらえるようスタッフ一同で努力しています。

つくし1病棟

 つくし1病棟は、重症心身障害児(者)の療養介護と医療型障害児入所支援を一体的に、障害者福祉サービスを提供している病棟です。医療ケアや教育・訓練など日常生活援助を行う中で、成長発達を促し、ライフステージを捉えた看護を行っています。
 また、隣接されている県立黒石原支援学校との連携により、入所している児は入院生活を送りながら教育を受けることができます。多職種と協働し、季節に合わせた療育活動にも取り組んでおり、一人ひとりがその人らしく過ごせるように関わっています。

つくし2病棟

 つくし2病棟は、重症心身障害児(者)の病棟で、45名の患者さんが入院生活を送っています。安全安楽に日常生活が送れるよう、医師・看護師・療養介助専門員・児童相談員・保育士など多職種が専門性を発揮して患者さん一人ひとりの個別性に応じた援助を行っています。また、病棟は生活の場であるため、様々な生活体験や季節を感じられる活動や行事等を行い、楽しみのある生活を提供しています。患者さん、ご家族、職員でその楽しみを共有し、笑いの絶えない病棟つくりを目指しています。

南1病棟

 南1病棟では筋ジストロフィーをはじめ、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病などの神経筋難病の患者さんが入院しており、半数以上の方が人工呼吸器を使用しています。すべての患者さんに日常生活援助が必要であるため、医師、看護師をはじめ、多職種と協働し患者の日々の生活が安全で安楽に過ごせるよう支援しています。
 年間行事として季節ごとのイベントや外出行事の企画を行い、病棟内に様々な装飾を施すなど、長い療養生活を過ごされている患者さんにも四季の変化とともに日々の楽しみが見いだせる工夫を行っています。設備においては、すべてのベッドサイドでインターネットが使用できるため、患者さんの余暇活動の充実につながっています。
 併設の黒石原支援学校に通学する児も入所しており、療養しながらも教育の機会が整っています。

南2病棟

 南2病棟では、筋ジストロフィーや筋萎縮性側索硬化症といった神経・筋難病の方々を対象に、医師をはじめ理学療法士や栄養士、児童指導員など多職種の医療スタッフと協働し、患者の皆さんの長期にわたる療養生活が充実したものとなるよう心をこめて看護を提供しています。また、人工呼吸器や日常生活援助が必要となる患者さんが多いため、安全管理や感染対策にも重点を置いています。
 言語的コミュニケーションが困難であっても、意思伝達装置や文字盤、表情などから思いを汲み取り、患者の皆さんと信頼関係が築き、その人らしい生活を送ることができるよう看護師一丸となって努めています。

手術室・中央材料室

 手術室では、麻酔科医師3名、看護師14名のもと、整形外科、消化器外科、呼吸器外科を中心に、年間約850件の手術を行っています。
 内視鏡部門においては、上下部消化管、気管支内視鏡および内視鏡的手術・処置を合わせて、年間約1000件の実績があります。
 患者さんやご家族にとって、手術や検査を受けることは、漠然とした不安感でいっぱいになることが多いかと思います。私たちは、患者さんやご家族を中心とし、安心して手術や検査を受けることができるよう、術前・術後訪問を強化し、信頼関係を築けるように心がけています。

外来

 外来では標榜する17診療科の一般診療と専門外来(小児神経発達・不登校・いびき外来・禁煙外来・透析予防外来・乳腺外来など)があります。不安を抱えて来院される患者さんの気持ちに寄り添いながら対応しています。
 「常に笑顔とやさしさ」「わかり易い説明」「丁寧な対応」をモットーに、日々看護を行っています。更に、救急外来や外来化学療法、内視鏡検査などの専門的な知識や技術が求められる看護場面も多くなってきています。患者さんが在宅で暮らすために地域医療との連携を図りながら看護師一同頑張っています。